医療現場で急増?モンスターペイシェント

理不尽な要求をするのは

病院に勤務する医師や看護士は、常に患者の体調を回復させることを最大の目標として勤務をしています。

ですが患者を健康にするという目的を達成するまでには、時として患者が不快に思うことをせざるを得ないことがあり、そうした行為に対しては患者が理解を示してくれないということも往々にしてよくあることです。

患者が行う理不尽な要求は、病気や怪我で精神が弱ってしまっている以上、回避できないものも少なくないのですが、中には度を越えた要求をし続ける患者が存在しています。

そうした度を越えた要求を行う患者こそが「モンスターペイシェント」です。

こうしたモンスターペイシェントの理不尽な要求の原因には、いくつかが考えられます。

まず最も大きなものとなるのが「病院と患者の行き違い」です。

これは特に大規模な病院などであれば発生しやすいものですが、患者が小さな要求を行い、それに対して医療現場が対応できなかったことなどが原因となります。

例えば「食事が冷たかったからもう少し早く出してほしい」というような要求であれば、早期に対応すればそれで解決します。

ですが大規模病院では勤務している職員の数十倍以上の患者を対応しなくてはならないというような状況が日常茶飯事です。

そのためそうした「小さな要求」であっても完全に対処することが難しく、初期対応が遅れてしまったがゆえに患者が「この病院は患者のことを無視している」と勘違いしてしまい、より強く要求する結果、モンスターペイシェントとなってしまうのです。

二つ目のケースが「精神疾患をはじめとする原因の存在」です。

例えば薬物中毒やアルコール中毒、精神疾患といったような症状は、人が本来持っている判断力を奪うことがあります。

適切な判断力が失われてしまっているために「自身の要求は通って当然だ」という判断が患者の中で働いてしまい、理不尽な要求ばかりを行うようになるのです。

こうしたモンスターペイシェントに対しては治療を行うことでしか処置ができませんが、治療が完了するまでには長い時間がかかることもあるため、そうなってしまった場合には医療現場は長期にわたってモンスターペイシェントの負担を行っていかなくてはならないのです。

現在モンスターペイシェントの存在は大きな社会問題となっていますが、これはそれぞれの人によって原因が異なるため対処が難しく、十分な対応ができないというのが実情といえるでしょう。